ヨーグルトと乳酸菌ナビ

赤ちゃんを守るビフィズス菌

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいる間、
体の表面にも内臓にも、菌が一つもいません。

 

ですが、お母さんの産道を通るとき、
生体バリアの菌をたっぷり身につけて生まれてきます。

 

今まで一つの菌も無かったところに、
生まれる途中、そして生まれてからは、
様々な菌の洗礼を受けることになり、
生後1〜2日のおなかの中は、ウェルシュ菌や大腸菌など、
悪玉菌優位の状態になっています。

 

ですが、赤ちゃんは母乳を貰う事によって
ビフィズス菌を増やします。

 

また、乳酸菌も増え、3〜4日ほどすると、おなかの中は善玉菌が優位になり、
一週間すると悪玉菌はすっかり胎児去れます。

 

特に、ビフィズス菌は、母乳を飲んでいる間、
腸内細菌のほぼ90〜95%を占め、赤ちゃんの免疫力の源となります。

 

しかし、母乳を止めると、ビフィズス菌の割合は10〜15%というように激減し、
年とともにどんどん減ってしまい腸の老化が進みます。

 

それを食い止めるために、プロバイオティクス習慣が必要なのです。

乳製品を食べると太る?

乳製品は栄養がたっぷりです。

 

脂肪・糖質などが気になり、乳製品を食べると太るのでは?
と心配になる人も多いようです。

 

ですが、バターや生クリームを除き、普通に摂取している程度では、
カロリー過多になるような量を含んでいるわけではないので、
それほど心配する事はありません。

 

牛乳の脂肪は消化しやすく、脂肪酸のバランスもよいので、
体内に蓄積しにくいと言う特徴があります。

 

近年、栄養学の世界では、100kalあたりの栄養素量という指標で「栄養素密度」
という言葉が用いられる様になりましたが、
この栄養素密度も、牛乳はとても高く、
少しの量で栄養をしっかりとることができるものであることが明らかになっています。

 

つまり、牛乳はダイエットにおススメなのです。

 

牛乳を原料としたヨーグルトやチーズも栄養たっぷりですし、
さらに乳酸菌の力で腸の働きが活発になり、
お通じが改善します。

 

おなかぽっこりの対策にも、おススメですね。

寝つきが悪いときに牛乳はおススメ?

「寝る前に牛乳を飲むとよく眠れる」と言われます。

 

これには根拠があります。

 

タンパク質がたっぷり含まれている牛乳には、
アミノ酸の一種であるトリプトファンが多く含まれています。

 

このトリプトファンが脳に運ばれると、
セロトニンという物質が生成されます。

 

セロトニンには、鎮痛や精神安定効果だけでなく、
睡眠を誘う働きがあるので、寝つきがよくなるのです。

 

ただし、飲むタイミングは、寝床に入る一時間くらい前にしましょう。

 

飲むときはホットミルクにして飲んでくださいね。

 

また、セロトニンの生成には、ビタミンB6が必要なこともわかっています。

 

ビタミンB6を含むバナナ等を一緒に食べると良いでしょう。

 

寝る直前に水分を摂ってしまうと、その刺激で尿意をもよおしたり、
冷たいままの牛乳はおなかがゴロゴロし、
寝付いた自分に目を覚ましてしまうなど、
かえって睡眠を妨害してしまうことになりかねません。

アルコールを飲む前に乳酸品を摂ると良い?

アルコールを飲む前に乳酸品を摂ると良いというのは、
昔からよく言われていることです。

 

これはまんざら根拠の無い話ではなく、
本当にそのようにすると良いのだそうです。

 

タンパク質は胃酸などの酸の力で変性し、
液体から滑らかな豆腐のような状態に凝集します。

 

つまり、牛乳や乳製品などの食品は、胃の中で凝集し、一種の膜になって
アルコールの急激な吸収を抑えてくれるのです。

 

また、乳製品にたっぷり含まれる乳脂肪は、
胃の蠕動運動を抑え、タンパク質がアルコール分解に役立ってくれます。

 

このようなことから、今夜は飲むことになりそう・・・
というときは、あらかじめ牛乳やヨーグルトを飲んだり食べたり、
おつまみにはチーズを選ぶというのは良い選択だといえるのです。

牛乳は噛んで飲むと良い?

牛乳は、なるべく温めて飲むようにしましょう。

 

牛乳が胃酸によって凝縮するとき、その塊は温度が高いほど大きいので、
腸に運ばれるスピードがゆっくりになります。

 

腸に運ばれるスピードがゆっくりになれば、
栄養素の分解もしっかり行われます。

 

冷たい状態のままゴクゴク飲んでしまうと、
塊が小さくなり、腸内へそのまま流れ込んでしまうので、
乳糖耐性のない人では、おなかがゴロゴロしてしまいます。

 

「牛乳は噛んで飲むと良い。」といわれるのは、
口の中で少しでもあたため、唾液と混ぜる事によって
より栄養素を吸収できるようにすると言う意味があります。

牛乳はスポーツ後に飲むと良い?

牛乳はスポーツ後の栄養補給にも良いといわれますが、
含まれる栄養分が分解されなければ水分も吸収されません。

 

喉の渇きを癒すのに、ゴクゴクと飲んでも意味のないことになってしまうので、
ゆっくり口の中で温めながら、食品として噛んで飲むと栄養がしっかりとれます。

日本の乳製品消費量

主要国の一人当たりの牛乳乳製品消費量を見てみると、
日本は、あまり一人当たりの消費量が多くありません。

 

日本は、動物の肉や乳を避けてきた歴史があります。

 

そして、乳と乳製品の本格利用の歴史は、まだ浅いと言う現状があります。

 

しかし、日本酒の醸造や糠漬けなどの食習慣など、
発酵技術の面では優れた技術があり、長い歴史を持っています。

牛乳の歴史

日本で初めて牛乳が飲まれたのは7世紀半ばのころといわれています。

 

7世紀半ばといえば、大陸から仏教が伝わった頃であり、
この頃に、乳製品としての利用も始まっています。

 

当時、牛乳はとても貴重なもので、
貴族が薬として口にしたり、神様へのお供えとして利用されていました。

 

また、キリスト教やイスラム教、仏教の世界三大宗教には、
牛乳や乳製品にまつわる挿話が多くあります。

 

新約聖書には、キリストが乳を「滋養に富んだ大事な飲み物」と説いたことが書かれています。

 

また、旧約聖書では、ユダヤの民の故郷であるパレスチナの地を
「乳と密の流れる土地」と表現されています。

 

また、預言者モーセは、「唯一神エホバが与えてくれた食べ物」とたたえたり、
イスラム教の祖ムハンマドが信者達に、
発酵乳を薬として飲ませるなどしていました。

ナチュラルチーズは冷凍保存できる?

ナチュラルチーズは、冷凍保存することができます。

 

しかし、一度冷凍してしまうと、冷凍から解凍の過程で
チーズの組織が崩れてしまい、食感がボソボソした状態になってしまいます。

 

また、一度溶けたアイスクリームを再度冷凍したときのような状態になり、
ナチュラルチーズならではの滑らかでクリーミーな味わいがなくなってしまいます。

 

さらに、チーズの熟成を進めていた菌が低温になり活動を止めてしまうため、
自然の風味や香りも失われてしまいます。

 

ですから、ナチュラルチーズは、冷凍してしまうとおいしく食べることが難しくなります。

 

熱を加えて食べる時には、解凍せず、そのまま熱を加える事、
また、小分けにして冷凍し、トーストや料理等に工夫する等すれば
食べる事はできます。

世界で一番チーズを食べる国

世界で一番チーズを食べる国は、フランスです。

 

一人当たりの消費量は、年間26.3kgだそうです。

 

日本の一人当たりのチーズ消費量は、年間2.4kgですから、
フランスの人たちはたくさん食べている事が分かります。

 

世界では、チーズは土地ごとにご当地の味が決まっているのが通常です。

 

パリなどの大きな都市では、世界中のチーズを集めたお店もありますが、
殆どは、ご当地のチーズを食べるようです。

 

しかし、日本では、世界中のチーズがよりどりみどりで手に入ります。

 

ご当地のチーズしか手にすることができない海外から見ると、
日本のチーズ市場はとてもうらやましいと感じられるそうです。